遺品整理 掲載

【徹底解説】孤独死の罠〜知らない人が損する特殊清掃の現場〜

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孤独死には様々なリスクが伴うことをご存知ですか?


昨今ではニュースやドキュメンタリー番組、新聞などのメディアでも取り上げられるようになった孤独死
孤独死には近隣とのトラブルや、業者との金銭的な問題などのあまり報道されない大きなリスクが一つの現場にはらんでいます。
まずは実際に訪問した現場にて、発生した事例をいくつかご紹介いたします。

「隣の部屋が臭い!早く何とかしろ!」近隣から怒号が聞こえた現場


孤独死が発生した場合、ご遺体が発見されるまで腐敗した臭いが部屋に充満して外に漏れ出していきます。そして、排気口や締め切った窓やドアの隙間から腐敗した臭いが漏れ出して、ウジ・ハエ・ゴキブリなどの害虫が湧き始めます

私たちがご連絡を受けて現場に急行した時には、依頼主のご遺族に近隣の方が臭いが凄くて迷惑なんだ、というお話をされており騒動となっておりました。
急いで依頼主と近隣の方との仲裁に入ると、どうにも1ヶ月以上は洗濯物が干せないくらいの悪臭が、周辺に漂っていたとのこと。
こうした近隣からの苦情は物件の管理会社にとっても大きなリスクになり、ご遺族の方に大きな負担をかける恐れがあります。

孤独死は事故物件になるのか

  • 事故物件として告知するかどうかは管理会社とオーナー次第。
  • 法律上、事件性(自殺・他殺など)が無い物件に対し告知義務はない。

弊社では消臭後のお部屋をリフォームするご提案をさせていただいておりますが、どれだけキレイになったとしても依然として近隣の方からは『何かがあった部屋』という認識が強く、入居者と管理会社の間でトラブルになったケースも
昨今では、入居される方と近隣とのお付き合いを考慮して孤独死が起きたお部屋である旨は予め告知し、オーナーの方や管理会社でも対策をされているようですが、法律上では告知義務がない限りは入居者の方も確認をしておく方が良いかもしれません。

「調べた金額より倍以上の費用を請求された!」特殊清掃の落とし穴


弊社では、遺品整理士認定協会が主催するセミナーや講義に出席して最新の遺品整理事情を勉強させていただいております。
その中でも、特に注目されていた内容として『特殊清掃の価格説明』についてお話をさせて頂きます。

孤独死したお部屋の掃除料金の相場はいくら?

1〜2部屋前後の規模で住む独身の方が孤独死した場合を想定した大手各社の費用をご紹介します。

会社名参考価格参考URL
ロード30万円〜61万円価格
マインドカンパニー約19万円〜47万円価格
特掃最前線75,600円〜約57万円価格

※実績として金額を公開している内容を基にしております。

なぜ、こんなにも差額が発生してしまうのか?

今回、ご紹介させていただいた企業様以外でも料金表を公開している企業様は多く存在します。しかし、料金表だけでは料金を調べる事が難しい事が実態として挙げられます。
お掃除するお部屋の状態はもちろんですが、死後経過日数などの様々な条件が重なる事で、オプション料金が加算されていき、最終的には料金表通りにはいかないケースも多々ございます。
遺品整理士認定協会に所属し、優良企業認定を受けている企業は事前見積もりを行なっておりますので、料金表で決めるのではなく実際に現地を見てから金額を事前に提示する企業を選んでいただいた方が良いでしょう。

◆遺品整理士認定協会 優良企業一覧(全国版)
一般社団法人 遺品整理士認定協会『優良企業一覧(全国版)』より

孤独死の原因とは? トラブルに巻き込まれないために出来る事


孤独死はご遺族の方だけでなく、近隣に住む方や建物のオーナーにも大きな負担となってしまいます
なぜ、孤独死が発生してしまうのでしょうか
日本では高齢者の一人暮らしが増加傾向にあり、対照的に3世代で一緒に暮らす家族が減少していることが実態としてニュースでも挙げられています。

統計データ参考:内閣府『平成28年版高齢社会白書(全体版)』より抜粋
その背景では心筋梗塞や、病気の発作などで緊急事態に陥った際に速やかな対処が難しく、誰にも看取られることなく孤独死が発生してしまうのではないでしょうか。

朝起きる時と、入浴時に一番注意が必要です

2017年7月〜9月にかけて、孤独死の現場にお伺いした時に布団の上で亡くなるケースが目立つようになりました。
夏のシーズンで血圧の変化や身体への負担が大きくなったことで、朝起きようとしたタイミングで亡くなった可能性があり、最も注意しなければならないのは朝起きる時お風呂に入った時ではないかと思います。
高齢者の方と一緒に住んでいる方も、注意するようにしましょう。

まとめ

  • 孤独死は強い腐敗臭が害虫を呼び寄せ、近隣や管理会社などにも被害が及ぶ可能性が高くトラブルの原因になりやすい
  • 孤独死現場の作業費用は死後経過日数によってサイト内で表記された金額よりも倍以上の金額が発生する可能性がある
  • 高齢の一人暮らしが増えている現在、家族で孤独死対策を考える必要がある
  • 気温や体温が変わり、心臓が弱い方は特に『起床時』と『入浴時』に注意が必要

孤独死には様々な問題をご家族の方に抱えさせてしまいます。
生前のうちに、孤独死に対する対策をしっかりと考えていくようにしましょう。

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