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たった5分でわかる!特殊清掃について遺品整理業者が解説!

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誰も教えてくれない特殊清掃とは?:身近に潜む危険に気付く!


あなたは、”特殊清掃”という仕事をご存知ですか?
『孤独死』や『自殺』が起きた場所で消臭や洗浄作業をすること、という認識をお持ちの方が多いと思います。
ニュースや新聞などで報道されることが多くなったのですが、大半の方は『自分には関係のないこと』と思いがちです。
しかし、特殊清掃はあなたにとっても他人事ではない身近で危険な出来事なんです!
「あの時こうしていれば……」
と、後悔しないためにも特殊清掃について業者が分かりやすく解説します!

遺品整理士が特殊清掃を行う理由

本来、特殊清掃は殺人などの事件性がある現場に行って作業するお仕事でした。
床一面、壁一面にべっとりと付着した血痕などを掃除したり、遺体が放置されていた現場では消臭作業をするなど、素人では入ることさえ難しい凄惨な現場を扱うお仕事でもありました。
では、なぜ遺品整理業が特殊清掃を行うようになったのか?
それは『核家族化の進行』と『高齢化社会』に伴い独居老人などが以前と比較しても『孤独死』が社会問題にまで発展するほど増加したことが原因です。
昔から家や病院で家族に見守られながら最期を迎える方が一般的ですが、現在においては一人暮らしをしている高齢者がかなり増えてしまっています。
そのためにお家の片付けなどを主として行う遺品整理業者も、孤独死などの現場に遭遇することも珍しいことではなくなりました。
ご家族からのご依頼もあれば、大家さんやマンションの管理会社、不動産会社など様々な場所から悩みを抱えて相談されることも増えてきたことで、ご遺体があったお部屋の消臭からお片付けまでをまとめて対応するサービスを始めるようになりました。
どうしても、人が亡くなった後のお部屋は腐敗した強烈な臭いなど経験を積んだ人でないと入ることすら難しい上に、ご家族の方はその中からご遺品を整理するということはかなり過酷な状況であることはご想像頂けるかと思います。
つまり、遺品整理業者もご家族が人に言いづらい悩みや問題に対し、真摯に受け止めて対応するように動いているのです。

特殊清掃はどこまでやってくれるの?


遺品整理業者が行う特殊清掃の範囲は大まかに分けて以下の内容になります。

  • 孤独死現場の消臭・洗浄
  • 孤独死現場での遺品整理業務
  • ゴミ屋敷(汚部屋)の撤去作業
  • ゴミ屋敷(汚部屋)の消臭・洗浄
  • 上記に伴う害虫駆除作業
  • 上記に伴う現状復旧工事

※業者によって内容が異なる場合がありますのでご確認ください。

孤独死など人がお部屋で亡くなる時、大半はお布団やベッドの上だったり、フローリングやカーペットの上が多いのです。
その場で発見しない限り数時間で体液が身体から滲んで染み込むため、早くて1日経過すると強烈な臭いがお部屋の中に発生します。
人が亡くなった場合はまず薬局などで販売されている消臭剤で対処することは不可能です。
すぐ発見できて臭いも感じられなかったとしても、体液が滲んでいれば時間の経過につれて臭いが発生します。
なので、十中八九プロの手によって消臭作業を行わないと臭いが消えることは無いと言っても過言ではありません。
そのお部屋で誰かが亡くなったら必ず特殊清掃を行う業者に相談しましょう。
もちろん、特殊清掃を行う業者は何度も人が亡くなった後のお部屋で作業しているので、適切な処置をご提案するでしょう。
ただ、臭いを取り除く方法が必ずしも薬品を散布して100%取れるというわけでもありませんので、経験が豊富な業者は現状復旧工事をご提案すると思います。
その分費用は高額になってしまいますが、消臭する上で必要な内容になるため業者と予算について納得するまで打ち合わせを行った方が良いでしょう。

特殊清掃の仕事はどんな資格が必要なの?

特殊清掃の現場で作業を行う上で取得しなければならない資格などの規定はなく、知識と技術と覚悟があれば誰でも行えます。
その中でも一般の方に知識と技術を持っている事を証明するための民間資格は多数存在します。
しかし、特殊清掃は経験と知識をしっかりと培っていないと危険な作業となり、現場によっては病気になるリスクもありますのでしっかりとした対策が重要になる仕事です。
薬品の取扱いから臭いを取り除くための知識まで、マスクや防護服などの装備品一つひとつの準備も怠ってはいけないのです。
資格があれば安心、資格があるから出来る仕事ではなく、最終的にご依頼主へどのような形で終わらせるべきかを判断してご提案できる人が必要な仕事と言えるでしょう。

業者にお願いすると、費用はいくらになるの?


さて、特殊清掃を業者にお願いした場合は一体いくらになるのか?
この記事を見ているあなたも気になるところだと思います。
特殊清掃を行っている業者のサイトを比べても、費用の差がかなりあることにお気付きでしょうか。
あるところでは3万円から、別のところでは5万円から。
オプション料金まで丁寧に記載してある業者さんも多数いらっしゃいます。
ただ、一般の方からは「どんなオプションが必要なのかも分からなかった」という声も上がっており、実際にお見積した際に金額が予想より上回ったことに驚く方もいらっしゃいます。
それこそ、インターネットで価格の事例を見ても参考にならないくらいの差があったりする場合もあります。
特殊清掃は様々な問題が重なっているため、消臭作業のみで終わらないことの方が多いので参考として価格が上がる条件をご説明いたします。

    1. 死亡日から経過した日数

1日経過後なのか、1ヶ月経過後なのかでは内容が変わります。
害虫の発生レベルや、臭いの強さ・床の変質など日数が経過する度に高額になります。

    1. 血液の付着している割合

大量の血液は特殊な洗剤を用いないと簡単には落ちません。
また、亡くなられた方で持病などがあれば感染するリスクも発生します。
スタッフの安全を確保する必要があるため、血液がどれだけ流れているかを判断して金額が変動します。

    1. 設備の交換が必要な時

孤独死現場でよくあるお話ですが、大家さんからのご依頼で設備交換が必要かどうかを聞かれる場合があります。
経過した日数によってゴキブリ、ウジ・ハエなどの害虫が大量発生した場合、卵などが至る所に産み付けられる場合があります。
表面上キレイになったとしても、次にそのお部屋に住む方からクレームになる場合もありますので、現状復旧工事なのかリフォームなのかを相談することをオススメします。

未然に防げるなら特殊清掃は必要なくなります


今回は特殊清掃のお話をさせていただきましたが、今までの経験上から楽だった現場は一つも無く、過酷な現場がほとんどです。
ただ、そこで作業する私たち業者よりも、ご遺族の方が遥かに辛いお気持ちであることは間違いありません。
知らない間に家族が亡くなっていた、という状況は筆舌に尽くし難いほどの心労に苛まれ、それでも踏ん張って業者と見積もりの打ち合わせをしなければならない。
費用がいくらかかるか分からない不安と、どうすれば良いのかも落ち着いて整理できない心境の中で、お問い合わせを頂くことがほとんどです。
今、この記事を読んで頂けているあなたが特殊清掃を今すぐ必要ではない状況ならば、いつ自分の周りに起こるか分からない孤独死に対して、ご家族と一緒に対策を検討してみてください。
これから先、あなたが特殊清掃を必要としない事を、心から願っております。

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